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監修:国立がん研究センター中央病院 泌尿器・後腹膜腫瘍科 医長 中村 英二郎 先生

VHL病に伴ういろいろながん/腫瘍の症状

膵嚢胞

特徴

膵嚢胞は、膵臓にできる、嚢胞(液体がたまった袋状の構造)を含む腫瘍です。

発症率17~61%
発症年齢13~80歳

組織型がわかった症例では、ほとんどが良性の腫瘍でした。

フォン・ヒッペル・リンドウ病における実態調査・診療体制構築とQOL向上のための総合的研究班 編, フォン・ヒッペル・リンドウ病診療の手引き(2024年版), P36-38, 2024

症状

症状がないことが多いとされています。

以下のような症状が報告されていますが、症状がないことが多いとされています。

症状である黄疸(皮膚が黄色くなる)、腹痛を示すイラスト

フォン・ヒッペル・リンドウ病における実態調査・診療体制構築とQOL向上のための総合的研究班 編, フォン・ヒッペル・リンドウ病診療の手引き(2024年版), P36-38, 2024

検査と治療のながれ

経過観察、外科的治療、放射線治療が行われます。

経過観察

  • 腹部の臓器を総合的に経過観察する一環として、15歳から画像検査を行います。
  • 画像診断にあたっては、放射線の被曝や造影剤の使用による腎機能障害やアレルギーを考慮して、MRIや超音波内視鏡検査との組み合わせも検討します。
超音波内視鏡検査のイラスト
MRI検査のイラスト

治療

症状があらわれた場合

  • 手術を考慮します。
  • ほとんどの症例は良性の腫瘍であり、経過観察でよいとされています。
  • 成人の場合は、ほかの膵嚢胞性疾患を合併している例や、漿液性§嚢胞腺癌が肝臓に転移している例など、手術を必要とすることもあります。

§ 漿液性とは、透明で粘性がなくさらさらした状態の体液を意味します。

フォン・ヒッペル・リンドウ病における実態調査・診療体制構築とQOL向上のための総合的研究班 編, フォン・ヒッペル・リンドウ病診療の手引き(2024年版), P36-38, 2024

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